それを根拠に尖閣諸島が日本の領土だというには無理がある
先月行われた日中外相会談後の共同記者会見で、中国の王毅外相が「日本の漁船が絶え間なく釣魚島(尖閣諸島)の周辺の敏感な水域に入っている。これに対して中国側としてはやむを得ず必要な反応をしなければならない」と述べたことについて、毎日新聞の特別編集委員・山田孝男は『尖閣、なぜ日本領か』(20/12/7)と題するコラムで、王毅の「耳を疑う」発言に「敏感に反応したのは共産党、産経新聞と自民党の右派だけだった」と述べ、「しんぶん赤旗にも、産経にも、自民党機関紙にも縁がな」い、「広範な中間派の鈍感さ」を問題視している。そして「国連憲章と国際法に基づく外交の礎」として「国民」が知っておくべき「基礎」として、尖閣諸島は日本の領土だと主張する共産党の見解を紹介している。
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